発信者:武
AIで作った文章は、そのままブログや副業に使ってもいいのでしょうか。結論から言うと、AIの文章は「下書き」と考え、公開前にいくつかのことを確認する必要があります。
この記事では、著作権、事実確認、「AIっぽさ」を減らすコツ、広告の表示ルールの4つについて、初心者向けに確認のしかたをまとめます。
結論:AIの文章は「下書き」と考えて、4つのことを確認しましょう
AIはすばやく文章を作ってくれますが、そのまま公開するのはおすすめしません。公開する前に、次の4つを確認しましょう。
1. 既存の作品に似すぎていないか(著作権)
2. 事実や数字が正しいか(事実確認)
3. 読者にとって読みやすく、役に立つか(AIっぽさ)
4. 広告を入れる場合に、そのことが読者に伝わるか(広告表示)
ここからは、1つずつ確認のしかたを紹介します。
著作権:既存の作品に似ていないか確認しましょう
文化庁の審議会がまとめた「AIと著作権に関する考え方について」では、AIで作ったものでも、**既存の作品の表現の特徴がそのまま感じ取れるほど似ていて、その作品をもとにしたと認められる場合**は、著作権の侵害になり得ると整理されています。
ブログや副業で使うときは、次の点に気を付けましょう。
・「〇〇さんの文章をそのまま再現して」のように、特定の作品をまねさせる頼み方をしない
・有名な文章やキャッチコピーに似た表現が出てきたら、使わずに書き直す
・引用するときは、出典を示し、引用部分が分かるようにする
なお、この記事は考え方の紹介です。具体的な判断が必要なときは、専門家に相談してください。
事実確認:AIは間違えることがあります
AIは、もっともらしい文章で、事実と違うことを書く場合があります。特に次のような内容は、必ず確認しましょう。
・料金、プラン、キャンペーンなど変わりやすい情報
・法律や税金などの制度の説明
・数字、日付、人物や会社の名前
確認するときは、まとめサイトではなく、サービスの公式ページや官公庁のページなど、**元の情報**を見ます。どのページで、いつ確認したかをメモしておくと、あとで見直すときにも役立ちます。
Googleも、AIで作った内容であっても、正確さと読者にとっての価値を重視するよう案内しています。
「AIっぽさ」を減らすコツ
AIの文章は、整っている一方で、どこかで見たような言い回しになりがちです。次のコツで、読者に伝わる文章に近づけましょう。
自分の言葉と、本当の経験を足す
自分が実際に試したことや、困ったことを書き加えます。ただし、**経験していないことを体験談のように書くのはやめましょう**。
具体例を入れる
「便利です」だけでなく、「メールの下書きが早く作れる」のように、どんな場面で役立つかを書きます。
同じ言い回しを減らす
「〜することが大切です」「〜しましょう」が続いていないか、声に出して読んでみます。
たくさん作りすぎない
Googleは、読者にとって価値を加えないまま大量に作られたページを問題視しています。本数を増やすより、1本ずつ読者の疑問に答えることを優先しましょう。
広告やアフィリエイトを入れるときの表示
ブログで商品を紹介して収益を得る場合は、**広告であることを読者に分かるようにしましょう**。2023年10月1日から、広告であるのに広告であることを隠す、いわゆるステルスマーケティングは、景品表示法の違反になりました。
この規制の対象になるのは、広告を出す側の事業者(広告主)です。ただ、アフィリエイトの記事も広告主の広告として扱われる場合があるため、広告主やアフィリエイトのサービス側から、広告であることの表示を求められることがあります。何より、読者が「これは広告だ」と分かったうえで判断できることが、信頼につながります。
消費者庁のQ&Aでは、表示の言葉の例として「広告」「宣伝」「プロモーション」「PR」が挙げられています。アフィリエイトについては、記事全体から見て、広告であることが一般の読者にはっきり分かるかどうかが大切だとされています。
参考:消費者庁・ステルスマーケティングは景品表示法違反となります、消費者庁・ステルスマーケティングに関するQ&A
公開前のチェックリスト
| 確認すること | できたら✓ |
|---|---|
| 特定の作品をまねた表現がない | |
| 料金・制度・数字を、公式の情報で確認した | |
| 確認したページと日付をメモした | |
| 経験していないことを体験談にしていない | |
| 同じ言い回しが続いていない | |
| 広告を入れる場合、広告であることを表示した |
まとめ:AIは心強い助手、仕上げは自分で
AIを使えば、文章づくりはぐっと楽になります。ただし、公開する文章の責任は自分にあります。著作権、事実確認、読みやすさ、広告表示の4つを確認してから公開しましょう。
まずは、次に書く1本で、上のチェックリストを使ってみてください。


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